
子どものスマホどうする? Part.2
2025/01/31
こんにちは。今回は、MuSuBi CLUB編集部 ママライターのつむぎが「子どものスマホ」をテーマに記事をお届けします。
子どもをスマホデビューさせると、親が対策していても想定外の問題が起きてくるものです。
生まれたときからデジタル機器に囲まれている子どもたちは大人に比べて抵抗感が少ないため、親が知らない機能やサービスでも、サクサク使い始めてしまいます。
前回の記事でご紹介したとおり、つむぎ家でも、念願のスマホデビューを果たした小学6年生の長女は、ルールを決めたつもりだったのに、実際に使い始めると親が想定しない行動をし始めました…。
その実録と対策をご紹介します。
【目次】
盲点だらけ? 親の想定を飛び越える子どもの行動とは
スマホを持たせる目的が「親子の連絡を円滑にすること」だったつむぎ家では、他のことに使えないよう、最初はスマホの初期アプリの他に入れたのは連絡手段としてLINEだけ。
アプリを勝手に追加できないように制限をかけ、夜中に触らないように、1日の終了時間をスクリーンタイムで設定しました。
ところが、長女は次々と想定外の行動に。。
例えば、
日中は特に使用制限を設けていなかったため、宿題をしながらもダラダラとスマホを触っていたり、休日になると一日中友だちと通話をしたり。
さらに、LINEの「オープンチャット」という機能を利用して、親の知らない相手と気軽にやり取りを始めてしまう始末…。
「こんなことができるよ」なんて大人が教えなくても、スマホを使っている友だちに聞いたり、自分で触ってみたりして、
子どもたちはどんどん使いこなしていきます。
追加設定で子どものスマホ使用はしっかり管理できる
このように問題は出てきますが、
親の皆さん、安心してください!
きっと同じような問題に直面した先輩ママパパたちがたくさんいたのでしょう。きちんと対策できるよう、スマホには便利な機能がたくさん用意されています!
iPhoneユーザーのつむぎ家が主に活用しているのは、
- ペアレンタルコントロール
-
親子チャットアプリ
「初期ルールでは問題がある!」と感じた感じたつむぎ家では、これらを使って具体的に、以下のような設定を見直してみました。
■休止時間
夜〇時~朝〇時までは、スマホを使用できなくするという機能。
当初は毎日同じ時間で設定していましたが、生活スタイルに合わせて、曜日ごとに時間を再設定。私の帰宅が遅くなる平日は、寝る時間まで使えるようにし、一方で親と子どもが一緒にいる休日は、夕方早々に休止する設定に変更しました。
■アプリの使用時間制限
アプリごとに、1日に使える上限時間を設定できる機能。
例えば、
「YouTubeは1日〇分まで」
「ゲームは1日〇分まで」
というように、アプリごとに使いすぎを防止することができます。
つむぎ家では、放っておいたらLINEでダラダラと友だちと話したり、オープンチャットに参加したり、そこで動画を見ていたりすることがわかったので、LINEにも上限時間を設定しました。
基本的に、1日に自由に使えるのは30分程度に。
ただ、LINEまで時間制限しているため、今度はいざというときに連絡が取れない不便も発生(笑)
LINEよりさらに使い道が限られた別のチャットツールを入れ、そちらの時間制限を撤廃して、親子間の連絡はそのアプリで取るようにしています。
また、アプリごとに子ども側から延長リクエストを送ることができるので、必要に応じてその機能を使って使用時間を調整しています。
■アプリの購入制限
親の許可なく、新しいアプリをインストールできない機能。
こちらは初期から設定していました。子どもがアプリをインストールしたいときは、親のスマホにリクエストが送られてきます。
それを許可しないとインストールされません。つむぎ家では、ゲームやSNSアプリのリクエストがばんばん送られてきますが、基本的には許可しません(笑)
スマホを持たせて良かったこと、便利になったこと
状況に合わせたルールを構築するには、やや悪戦苦闘しましたが、スマホ導入にはメリットもありました!
現代のライフスタイルにマッチしたスマホの機能は、子どもがスマホを持つことで親にとっても多くのメリットをもたらしてくれます。
■連絡の幅が広がる便利さ
キッズケータイのときは電話とテキストだけだったやり取りが、スマホを持つことで 「写真」や「動画」も簡単に共有できるように 。
例えば、習い事で覚えたダンスの動画や、新しくできた友だちの写真を送ってくれたり、買ってきてほしいものを画像で伝えたり。
忙しくてなかなか直接話す機会がないときでも、子どもの日常がよりリアルに感じられるようになりました。
また、LINEのスタンプ機能も大活躍!
ちょっとした挨拶や、微妙な心理描写をスタンプで可愛く表現でき、親子のコミュニケーションに一役かっていると感じます。
■GPSで位置確認ができる安心感
もう一つの大きなメリットは、 GPS機能を使って子どもの居場所を確認できること。
子どもだけで習い事に行かせるときや、ちょっと遠くまで出かけるときでも、スマホがあれば位置を確認できるので安心です。
「今、電車に乗ったみたい」
「もうすぐ家に着きそうだな」
といった情報がスマホでわかるのは、親にとっては非常に助かります。
■子どもから学べる機会も
子どもの方が新しいものを覚えるのが早いのは本当で、スマホの使い方も例外ではありません。親がまだ気づいていない便利な機能を子どもが教えてくれることも多々あります。
ちなみにつむぎ家では、写真加工ツールでAIを使って自分の写真をイラスト化することを教えてもらいました!
作った画像をLINEのアイコンにしたら友人から「すごーい!」とほめられましたよ(笑)
■キャッシュレスの便利さ
最近はキャッシュレス化が進んでいますが、スマホがあれば お小遣いの管理も楽に!決済アプリを入れることで、現金を持たせる必要がなくなります。
親自身も普段は現金を持ち歩かないことが多いので、「今、手元に小銭がない…」なんてときにも、アプリで簡単に送金できるのは本当に便利。必要な分だけを送金して、その範囲内で使わせるようにしています。
スマホを使うにあたって、子どもに言い聞かせていること
このように、子どもがスマホを持つことには便利な面とリスクの両面があります。
遅かれ早かれ、「スマホを持たない」という選択肢がほぼない現代だからこそ、子どもが使う上でのリスクをしっかりと伝え、「正しく使えるようにする」ことを意識しています。
最近は学校でも教育してくれていますが、家庭でも、トラブルを未然に防ぐために「これだけは守ってほしい」というスマホを使うルールを明確にしておくと良いでしょう。
つむぎ家では、以下のようなことを子どもに日頃から伝えるようにしています。
■スマホの仕組みと料金の基本
スマホは 無制限に使えるものではないことは最初にきちんと教えました。
スマホデビューしたばかりの子どもにとっては、インターネットや動画視聴が「無限に使えるもの」と思ってしまいがち。通信にはお金がかかることを伝え、データ量を使いすぎると追加料金が発生することや、動画はWi-Fiに接続された環境で視聴してほしいことも話しています。
■個人情報の管理
名前や住所、学校名、写真などは他人に知られると危険なことを、リスクとともに説明。
また、位置情報が勝手に公開されないよう、アプリごとの設定を確認し、子どもにも「知らない人に居場所を知られるリスク」を教えています。
例えば、
「近所の写真を公開すると、知らない人に住んでいる場所を特定されるかもしれない」など、子どもが具体的にイメージできるように伝えるようにしています。
また、自分だけでなくSNSで繋がっている友だちが、近隣の情報や位置情報をアップしていることで周りのみんなの情報が漏れるリスクについても話し、場合によっては友だちにも教えるようにしています。
■SNSやLINEでのやり取りについて
子ども同士でのSNSやLINEのやり取りも、親が目を光らせたいポイントの一つ。
スマホばかりに時間を使いすぎないこと、
ネット上の文章は、相手に意図が伝わりにくいため、ちょっとした冗談でも人を傷つけるかもしれないこと、
知らない人からのメッセージは開かないことなどを
繰り返し言い聞かせるよう意識しています。
まとめ
小中学生にスマホを持たせることは、親にとっては、便利さを得つつリスクも抱えることになるので、「使わせ方」が気になるところだと思います。
それでもやはり、「あると便利」であることは確か!
それぞれの家庭の状況や、お子さんに合ったルールをきちんと決めた上で、充実している制限の機能を使いこなしながら、最適な使用バランスを探っていってください。
★ 本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました ★