食育ってむずかしくない! おうち時間でできること

食育ってむずかしくない! おうち時間でできること

2025/07/11

みなさまこんにちは✨ MuSuBi CLUB編集部のきなこです。

 

子育ての中で初めて耳にする言葉って、意外にいろいろありますよね。

「食育」という言葉を子育てをきっかけに知ったと言う方も多いでしょうか。

そして、 「食育」と聞くとちょっぴり難しく感じませんか?

「小さいうちから子どもに料理をやらせたほうがいいってこと?」

「無添加とか、自然食に関係あること?」

解釈はどんどん広がっていて正解もいろいろありそうですが、簡単に言うと

“生きる上で大切な「食」について理解すること”なのだそう。

特別なことをしなくてもいいんです。

 

我が家の息子は3歳のころ、料理にすごく興味が出てきて、おままごとの野菜では飽き足らず、にんじんの皮や切れ端を喜んで持って行っては、ままごとセットの包丁で一生懸命切っていました。やっぱりホンモノが良いんだなぁと見守っていた記憶がありますが…

いま思うと、あの時が絶好の「食育」のタイミングだったのかと!

「もっとこうしてあげればよかった」という自分の反省も込めつつ、

この記事では肩の力を抜いて、1歳〜3歳くらいの子どもたちと一緒に楽しく、無理なく取り入れられる「おうちでできる食育」についてまとめます。

 

食育ってなんだろう? 

子どもたちが「食べること」に興味をもち、食べる楽しさや大切さを知ること。

「食」を学ぶことは、心や体の健康につながっていきます。

栄養バランスやマナーももちろん大事ですが、まずは「食べるって楽しい!」「食べ物っておもしろい!」と感じる心を育てることを基本におきたいですね。

子ども自身が「見たり、さわったり、作ったり、実際に食べる」など実体験を通して、食べ物との距離を少しずつ縮めて理解していくことこそ大切。

毎日のごはんやおやつの時間のちょっとした親子の会話の中でも、自然に取り入れていくことができます。

 

【1歳ごろ】 「食べるって楽しい」を育てる

まだまだ手づかみ食べが中心だったり、大人と同じメニューが食べられなかったりする時期。食べることに対する「好奇心」や「楽しさ」を育てる大切な時期でもあります。

 

●見て・さわって・匂いを確かめて食べる

たとえば、バナナやにんじんを渡して、皮の手ざわりやにおいを一緒に感じることも、食育そのものです。小さく切った野菜や果物を触ってみたり、丸ごとの食材を見せて「これはなんだろうね?」と語りかけてみてください。

 

●絵本で食べ物の世界をひろげる

この時期にぴったりなのが、幼児向けの「たべもの絵本」。

たとえば、 『くだもの』(平山和子) 『やさいさん』(tupera tupera) などの作品はいかがでしょうか。おおきく描かれた野菜、鮮やかな色合いが目にも楽しく、ページをめくるごとに、食材に興味を持ってくれると思います。

読みながら、「このりんご、おいしそうだね」「バナナはどこかな?」など双方向のやりとりをしながら絵本の世界を楽しめると良いですね。

 

【2〜3歳ごろ】「自分でつくる」を体験!

2〜3歳になると、言葉も増え、手先もだいぶ器用に。イヤイヤ期とも重なり「自分でやりたい!」という気持ちも強くなっていくので、実は「お手伝い」を始めるのにぴったりのタイミング。

 

●ちょこっとお手伝い

キッチンで子どもができるお手伝いは意外といろいろあります!

-野菜をちぎる(レタスやキャベツ)

-バナナなどの皮をむく

-おにぎりを丸める(ラップに包んでにぎるのでもOK)

-トッピング(ピザやホットケーキに好きな具材をのせる)

扱うものや場所に危険がないか準備だけはしっかりと。

失敗してもOK!こぼしてもOK!子どもと一緒のキッチン、まずは自由にやらせてみて大人は寛大な心で見守りたいです(笑)。

自分で作ったものはとびきりおいしく感じるなど、格別な経験になるはずです。 “達成感”によって「もっと食べたい」「またやってみたい」という気持ちを育んでいきます。

 

●絵本と料理を組み合わせて

食べものが出てくる絵本と実際の料理をリンクさせるのもおすすめです。

『しろくまちゃんのほっとけーき』→ホットケーキをつくる

『ぐりとぐら』→卵を使ったおやつ

本の中の世界を飛び出したおいしいメニューに親子でワクワク。「ほんとうに作れるんだ!」と、嬉しい気持ちが子どもの想像力と食への興味をぐんと広げてくれると思います。

 

「これなあに?」の疑問に答えたい

食材をスーパーで一緒に見たり、調理前の野菜を一緒にさわってみたり、色や形の違いを話すだけでも、立派な食育です。

子どもは日々、さまざまなことに疑問をもちますよね。

「このやさい、なあに?」

「どうしてこんなカタチなの?」

そんなときに、大人が「一緒に考えてみよう」「触ってみる?」など応じることで、子どもの学びはどんどん深まっていくと思います。

 

終わりに

 

ここで3つの合言葉を…

「がんばりすぎない、続けようとしない、楽しむ!」

食育は「きちんとやらなきゃ」と思うと、かえってハードルが高くなると思います。

でも、むずかしく考える必要はなくて、子どもが「食べるっておもしろいな」「料理ってたのしい」と感じる体験があれば、それだけで充分だったりします。

特別に時間をとったり、準備をしない「ながら食育」でも、少し意識しておくだけで子どもにとってかけがえのないものになると思います。

忙しい時やイヤイヤ期の育児が大変だったり…続く育児の日々の中で、小さな「たのしい」を一緒に見つけられたらいいのではと感じています。

この記事を通して、毎日の暮らしの中でできる「ちょっとした食育」のヒントが見つかったり、「食育」を少しでも身近に感じていただければ嬉しいです♪ 


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この記事に出てきた絵本のリスト

『くだもの』平山和子(福音館書店)

『やさいさん』tupera tupera(学研プラス)

『しろくまちゃんのほっとけーき』わかやまけん(こぐま社)

『ぐりとぐら』なかがわりえこ・おおむらゆりこ福音館書店)

『おべんとうバス』真珠まりこ(ひさかたチャイルド)

 

🗒️ 読み聞かせについての記事はこちら

🗒️ イヤイヤ期についての記事はこちら

 

参考:「子どもの食育」農林水産省

https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/index.html

 

★本日も最後までお読みいただきありがとうございました★